小雪が路面を這ったかと思うと ふわっと顔面にかぶさってきました。
う〜。日差しは見えたけれど寒い日でしたね。
私の前髪は、風が吹いても なびかないほどピーンと横ハネしていました。
子どもがね。
「センセ、前髪が飛んでるね。」
って話しかけてくるのよ。
『そうでしょう。今日も元気いっぱいでしょう。』
すると、私の顔をジッと見つめて
「センセ、目の下がぷっくりしてるね。」
『そうよ。いつも笑っているから、こんなになっちゃった〜。』
続いて、可愛い顔して見つめてくれて、
「センセの目、大きいね。」
『そうなんよ。生まれ持って大きいのよ。』
なんだか嬉しくなってきましたよ。
ついついこっちも純真な気持ちになっちゃって…。
「センセ、目が赤いね。」
『夜になると ついつい泣いちゃうから。』
と、言ってしまいました。
すると、
「よし.よし.」
と、細くて小さい手で前髪を撫でてくれました。
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